福井県立恐竜博物館 第4話|ガラスドームの夕暮れ、別れと約束

美しい友情の行き先

再び地上へ、戻ってくる現在

長い一日が終わり、
ふたりは再びガラスドームへ戻ってきた。

夕日が、ドーム越しに差し込む。

「きれい」

澪の声が、少し震えた。


未来へ開かれた建築、ガラスの意味

ガラスドームは、
閉じない建築。

外と内、
過去と未来をつなぐ。

「このドームさ、
上に行くほど、空に近づくんだって」

澪の言葉に、蒼は空を見上げた。


別れの時間、言えなかった言葉

「私、来年、引っ越すんだ」

澪は、静かに言った。

蒼の胸が、きゅっと締まる。

「でもね、
今日ここで会えたこと、
ちゃんと覚えてる」

澪は、微笑んだ。


友情という名の地層

「また、ここで会おうよ」

蒼は、勇気を出して言った。

「うん。
恐竜みたいに、
ちゃんと残る友情にしよう」

ふたりは、ガラスドームの下で、
小さく手を振った。


福井県立恐竜博物館を、訪れるあなたへ

福井県立恐竜博物館は、
恐竜の歴史だけでなく、
人の心の成長を映す建築だ。

10代の友情、迷い、希望。
それらは、恐竜と同じように、
確かにここに残っている。

もし、あなたが立ち止まっているなら、
この場所を訪れてほしい。

ガラスドームの下で、
きっとあなた自身の“物語”が始まる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました